再利用戦略とリユースマップの紹介

建物が解体される前に、その中にどのような資産があるか把握できていますか?
ドア、床材、什器、家具、パネル、照明、ガラス、金属、木材、内装材など、建物の中には本来の用途を終えた後も価値を持つ素材や資産が数多く存在します。しかし、一度解体が始まると、それらを特定、記録し、再活用へ つなげることは難しくなります。
だからこそ、アセットマネジメントが重要です。
建設分野における循環型経済は、廃棄物が発生してから始まるものではありません。素材がまだ見える状態にある解体前から、測定し、記録し、マッピングし、次のプロジェクトへつなげることから始まります。
本号では、廃棄物削減とカーボンインパクト低減のために再利用戦略がなぜ重要なのかを考え、既存素材を次の資源へとつなげるmatinnoのリユースマップ兼アセットマネジメントツール 「Circle(サークル)」 をご紹介します。
建築資材から生まれる廃棄物の課題
建設は都市をつくる一方で、多くの廃棄物も生み出しています。
解体、改修、短期間の展示会、仮設空間、内装更新などの現場では、まだ使える木材、パネル、什器、家具、床材、ガラス、金属などが、十分に活用されないまま廃棄されることがあります。
循環型建設へ移行するうえで大きな課題の一つは、価値のある素材が存在していても、その情報が分断され見えにくく、次の活用先につながりにくいことです。

なぜ再利用戦略が重要なのか
再利用は、建設分野における環境負荷を減らすための、最も実践的な方法の一つです。
すでに存在する素材を再利用することで、廃棄物を削減し、新たな資材生産の必要性を抑え、採取・製造・輸送に伴うエンボディドカーボンの削減にもつながります。
しかし、再利用は偶然には起こりません。必要なのは「戦略」です。
再利用戦略では、以下のような情報が重要になります。
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どのような素材があるのか
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どこにあるのか
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どのような状態なのか
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いつ使用できるのか
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どのプロジェクトで活用できるのか
素材を「廃棄物」ではなく「資源」として計画・管理することで、再利用は単なる理想ではなく、実践的な設計・調達戦略になります。
古い建物を新しいプロジェクトの資源へ
循環型建設では、プロジェクトの「終わり」を見直す必要があります。
解体や改修を最終段階として捉えるのではなく、新しい素材の流れが始まるタイミングとして考えることができます。完成した建物、仮設空間、イベント、展示会などから発生する素材は、回収・記録・管理されることで、次のプロジェクトへとつなげることができます。
この考え方は、素材の価値の捉え方を変えます。
完了したプロジェクトは、廃棄物になる必要はありません。 次のプロジェクトのための「素材バンク」になることができます。

Circle(サークル)とは?
Circle(サークル)は、matinnoの新機能「リユース素材マップ」であり、素材・在庫・資産を管理するためのアセット・マネジメントツールです。 リユース可能な素材を可視化し、プロジェクトや地域を越えて活用につなげると同時に、素材、在庫、再利用可能な資源を一元管理することができます。
Circle(サークル)では:
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デザイナーは、プロジェクトで再利用可能な素材を見つけることができます。
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メーカーは、余剰在庫や滞留在庫を新たな機会へとつなげることができます。
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プロジェクトチームは、素材・資産・リユース機会をより効率的に管理できます。
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完了したプロジェクトは、次のプロジェクトのための資源として活かされます。
Circle(サークル)は、地域を越えた素材の流れを可視化し、廃棄を再利用へ、循環を実装へとつなげます。
本機能の公開を記念して、Circle(サークル)を新規ユーザーの皆さまに2週間無料でご提供します。ぜひこの機会にお試しください。
👉 Circleを無料で試す:www.matinno.co

再利用を“実装”へ
再利用の課題は、素材を見つけることだけではありません。 重要なのは、素材を可視化し、追跡可能にし、適切なタイミングで活用できる状態にすることです。Circleは、素材情報の共有を支援し、再利用可能な資源と将来の需要をつなげることで、循環型建設の実装を後押しします。
再利用は、もはやサステナビリティの概念にとどまりません。 廃棄物を削減し、カーボンインパクトを抑え、既存素材から新たな価値を生み出すための実践的な戦略になりつつあります。
matinnoはCircleを通じて、この移行をより見える形にし、管理しやすく、実装しやすいものにしていきます。
次号では、建設業界が抱えるサステナビリティの課題に対し、デジタルツールがどのように貢献できるのかを引き続き探っていきます。
— The matinno / NND Team —
